皆様お元気でしょうか。新生活には不安になることがありますよね。不安という感情はそれによって行動を促すという面があり多少であれば人生の中で必要な感情です。ですが過度に不安を感じてしまうと、そのせいで動けなくなったり、他事をしているときにも集中できなかったりと生活への支障が出てしまいます。私は人に比べて不安を感じやすい性格と思っています。皆様の中にも人より不安を感じやすいと考えておられる方がいると思います。今回は私が行ってる不安を軽減する考え方や方法を皆様にご紹介致します。
紙に書いて客観的に物事を見てみる
最悪なことが起きるかもしれないと不安になっていると、それが起きる可能性と起きない可能性を適切に考えられないことがあります。たとえば明日の会議に指名されてちゃんと答えられないかもしれないと不安になっているとします。それを常に考えていると実際に答えられない可能性が実は少ないのにも関わらず、ほとんど100%答えられないだろうというように思考がゆがんてしまいます。
対処法として有効なのは一度紙に現状を書いて見て、客観的な視点で眺めることです。
例えば
明日の会議で指名されるのはだいたい2回に1回あるかないかだから50%くらいだろう。しかもこれまで上手く答えられなかったことは5回中1回しか無かったし、今回の議題は自分の得意分野だから20%以下だな。そう考えると明日ちゃんと答えられない可能性は相当少ないぞ!
といった具合に一度客観的に物事を見分けることが出来ます。
またこのときに強引でもいいので、不安な出来事の真逆で最高な結果をイメージしてみます。先程の例で言うと
むしろ明日の会議でしっかり答えられて上司の評価があがる可能性もあるぞ!
といった具合です。そうすると自分の中で一方的に決めつけていた未来の道筋がそれ以外にもあることに気づきます。紙に書くのがめんどくさい場合はスマホのメモ帳等でも大丈夫です。

現在に集中する
心配事をしているときは未来に意識が向いています。未来のことを考えながら仕事や家事等をしなければならないため二重課題となり作業効率が低下してしまいます。そのためいま行ってる作業にも影響が出てしまうという負の連鎖が生じてしまいます。一度目を閉じ呼吸をゆっくり行い自分の呼吸や自分の体の感覚に意識を集中しましょう。そしていまこの瞬間は何も悪いことは起こっていないことを認識します。未来のことまで苦しむ必要はないのです。私が不安になったときに行っているのは瞑想です。
瞑想を習慣化していくと、脳の構造が変わります。恐怖や不安を感じる脳の部位(扁桃体)が小さくなり、イライラや恐怖、不安とうまくつき合えるようになります。
引用 脳パフォーマンスが上がるマインドフルネス瞑想法
株式会社主婦の友社
多くの瞑想の本には姿勢良く座って行うと書いてありますが、私はめんどくさがりなので寝た姿勢や背もたれにもたれかかった状態でも行います。スマホのタイマーで3分セットして、あとは目を閉じるだけです。いろいろな考えがよぎっても無理に考えないようにはしません。静まりかえった水面に一滴の水が落ちで円心上に広がるイメージを頭の中でします。そしてスマホのタイマーが鳴ったら目を開ける。これだけでかなり頭がスッキリします。3分で出来ますのでよろしければお試しください。

運動をする
運動のストレスに対する効果は過去記事の
でもご紹介しました。そもそも運動に没頭している間は他事を考えなくて済みます。また上の記事でも紹介している通りストレスへの耐性もつきます。私が行っている方法は、不安が押し寄せてきたら家の周りを10分ほど走ることです。走る速さはゆっくりで大丈夫ですが、ポイントが1つだけあります。それは5秒程度全力疾走を入れることです。全力疾走をしている5秒間はもちろん全力なので、不安なことを考えることが出来ません。また走り終わっても疲れていて考えるどころではなくなります。これによって強制的に不安を考えない時間を作り出すことが出来ます。もちろん人それぞれ体力は違いますので全力疾走の時間は調整してください。これも簡単ですが自分的にかなり効果がありますのでぜひ試してみて下さい。
最後に
以上が私が実践しており取り組みやすい不安への対処法です。
不安を過度に感じてしまうとそのことが頭から離れなくなってしまい四六時中考えてしまう方も多いと思います。そうなるとストレスが溜まってイライラしやすくなります。
もしそのイライラをそのまま相手にぶつけてしまったらどうなるでしょうか。
相手は自分のことを避けるようになりより一層環境が悪化します。そのためにもイライラしてしまう場合の対処法も併せて頭に入れておくとが大切です。
今回は不安に対して行える対処法をまとめてみました。
どれも簡単な作業なので試してみて下さい。
皆様の不安が少しでも和らぎ穏やかな心を取り戻せることを願っています。

国立大学の理学療法学科を卒業後、回復期病院や老人保健施設で勤務。福祉住環境コーディネーター2級。ファイナンシャルプランナー3級。趣味は読書。子育てしながら有益な情報を投稿出来るよう日々努力しています。
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