【総集編】高齢者の在宅生活について 環境設定をまとめてみました《理学療法士監修》

リハビリ
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高齢になると筋力低下や動作の緩慢などの身体的な衰え、また認知機能の低下などによって自宅での生活が難しくなってくるものです。

それは他人事ではなく私や皆様の両親、また皆様自身にも必ず将来なんらかの問題が生じてきます。

高齢者の在宅生活の鍵はずばり、住宅の環境を整えることです。

その人に合った福祉用具を利用したり場合によっては住宅改修を行うことでできる限り住み慣れた自宅で生活できるように支援するのが私の仕事だと思っています。

トイレや玄関等それぞれの場所での住みよい環境の記事を書きましたが1つにまとめた方が見やすいと思い今回この記事を作成しました。気になる場所があればそれぞれの記事を拝見して頂けると幸いです(^^)

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玄関

玄関は自宅への入り口であり出口でもあります。

玄関が安全に移動できなくなることで、家に閉じこもり気味の生活になってしまいます。

そのため社会的に生きる上で玄関を安全に移動できること、またそのために必要な環境を整えることがとても大切なことだと感じます。

詳しい解説はこちら↓

トイレ

トイレの失敗はご家族が在宅生活を諦める最も大きい理由だと思っています。

失敗した本人もとても精神的に落ち込みますしご家族も掃除する手間がかかってしまうため、家族の仲をこじらせる要因にもなります。

実際介護施設で働いている私も家族の要望で一番多いのが

「自分でトイレをできるようになったら家に帰らせてあげたい」

というものです。

おむつやポータブルトイレという選択肢もありますが、排泄行為は人間の尊厳にも大きく関与する問題ですので本人・ご家族を含め慎重に検討する必要があります。

住宅の環境を整え、できる限りトイレを利用するという選択肢を選べるよう支援することが重要だと感じます。

寝室

高齢者は睡眠の質が低下したり、場合によっては昼夜逆転してしまうこともあります。

また夜にまだ半分眠っているような状態でトイレ等に移動する必要があり転倒のリスクが高まる場所でもあります。

そのため寝室の環境設定は転倒のリスクを減らし日中活動的に生活するためにもとても重要な課題でもあります。

浴室

入浴は床の滑りやすさや浴槽の跨ぎ動作等があるため生活動作の中でも最も難易度が高い動作です。

そのため退院直後や施設から対処直後はデイサービス等のサービスで入浴される方が多い印象があります。

しかし他人に裸を見られるのは高齢者の方にも当然恥ずかしいことですし抵抗がある方もいらっしゃいます。

そのため浴室の環境を整え自宅で入浴できるよう支援することも大切です。

認知症の方の在宅生活について

2025年には高齢者の5人に1人は認知症になるとされています。

認知機能が低下しても住み慣れた自宅の記憶は比較的最後まで残存し、

「自宅で住みたい」という気持ちは多くの方がもっているのが現実です。

認知機能が低下することで生じる様々な問題をあらかじめ把握しておき

できる限りの対策をとることで

住み慣れた自宅でできる限り住み続けられるよう支援することが大切だと感じます。

歩行補助具について

在宅で生活する上で欠かせないのが移動です。

《歩く》といっても人によって安定性は様々でその人に合った歩行補助具を利用しなければなりません。

また歩行補助具を間違えた使い方で使われている方も実は多くいらっしゃいます。

最も多いのが杖。

私の施設の職員であっても杖を痛い足の方で持っていたりします。

実は正しいのは足の痛くない側で利用することです。

その他にも知っていなければならない知識がありますので利用にあたってはしっかりと利用方法を確認しておきましょう。

在宅が難しいと思ったら施設も検討しましょう

自分の親や祖父母をできるだけ自宅で過ごさせてあげたい。

そう思って在宅環境を整えることも、大切ではあります。

しかし介護に従事する人々が介護の過重な負担やストレスによって、自らの健康や精神的な状態が悪化し、介護を続けることができなくなってしまう介護の共倒れが生じてしまうケースもみられます。

そうなっては介護する側もされる側も大変な思いをしてしまいます。

私はそのようになる前に早めに施設を検討してもいいと考えています。

もし施設を検討する際には事前に見学をして雰囲気や施設の設備等を確認しておくことが重要です。

施設のスタッフだからこそ知っているポイントの記事もありますのでぜひ参考にしてください。

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最後に

今回は高齢者の方の在宅生活に必要な知識をまとめてみました。

自分の親、または祖父母も必ず年齢を重ねると衰えてきますし、自分自身も例外ではありません。

ですので今回まとめたような知識を持っておくのは大切なことだと思います。

もっと勉強したいけど忙しくて時間が無い。

そんな方もリハノメであれば自宅にいながら講義をすることが出来ます。

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最後まで読んでいただきありがとうございます(^^)

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