認知症の方の家での生活について

リハビリ
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今回の記事は認知症の方の環境設定についてまとめてみました。

認知症による生活への障害としては記憶力や遂行機能障害によって今まで行えていた動作が行えなくなることや精神症状によって御本人だけでなくご家族もストレスを受けるため環境設定や生活の工夫が必要になります。

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転倒予防

認知症の方は危険認識が乏しいことも多く、転倒へのリスクが高まります。そのため住環境を整えたり、同居のご家族に指導を行うことが大切です。以下に予防策を記載します。

手すりの設置
トイレや廊下、段差がある箇所など想定される動線上に手すりを設置しておくことが必要です。歩行器や杖を利用されている方の場合でもそれらを忘れてしまい独歩されることがあるため注意が必要です。


玄関やトイレなどにマットを利用されている場合はマット自体が滑ってしまい転倒につながる可能性があるため可能な限り撤去します。また軽微な段差もつまづきの原因になりますのですりつけ板等で段差の解消も有効です。テレビやストーブなど電化製品のコードもつまづきの原因になりますので壁側に固定して置き、床にものが散乱した状態にならないよう同居のご家族にも指導を行います。

明かり
夜間の歩行は眠気や暗さにより転倒リスクが高まります。夜間はトイレまでの動線上の廊下等は明かりをつけることが有効です。また寝室も保安灯にしたり、間接照明を利用します。もし明かりのため夜間の睡眠に影響がある場合は、近づくことで反応する(人感センサー)ライト等を検討しましょう。

危険行為

火の扱い


これは私も自宅訪問で患者さんのご自宅に伺った際に火がつけっぱなしになっていたことがありヒヤッとした経験があります。火の不始末は本人だけではなく、ご家族や近隣のも被害を被る可能性があるため最も注意が必要です。そのため日中がご家族が外出する際はガスの元栓を占めておく暖房器具はエアコンなどの火事の危険性がないものを利用する等の工夫が必要です。

異食


認知症が高度になると食べてはいけないものを判断が難しくなり食べてしまうことが出てきます。レジ袋やテイッシュを飲みこんで窒息につながることもあり注意が必要です。食べ物に間違えそうなもの(まるめたティッシュや消しゴム等)は目につく所には置かないようにするようにします。ご家族が不在になる場合は予め、食べられるものを提供しておくことも有効です。また冷蔵庫には腐敗した物がある場合は食中毒にならないよう必ず放置せず捨てておく必要があります。

排泄関係

排泄関係はご家族が在宅生活をためらう最も大きな要因となります。

頻尿


介助が必要な方が、排尿を多く希望される場合はご家族の負担になることが多いです。安易に水分摂取を制限することは脱水症状になる可能性もありますので注意が必要です。コーヒーや緑茶等のカフェインを多く含む物を控えるよう指導が必要です。また膀胱訓練といってトイレを我慢することで膀胱の容量を増やす方法もあります。15分ずつ程度の排尿間隔を長くするよう声掛けを行い、最終的には2時間を目標に我慢することができればご家族の負担も減ると考えられます。

放尿


認知低下が高度になるとトイレ以外の場合でも排尿をしてしまうケースもみられます。トイレの場所が分からなくなっている可能性がありますので、トイレにわかりやすい表示をつけることや、トイレまでの動線を明るくする等の環境設定が有効の場合があります。またトイレ以外の場所をトイレだと思いこんでいる場合は、注意喚起の張り紙を貼って気づいてもらうことや、その場所にポータブルトイレ等の代わりのトイレを設置するなどが考えられます。

徘徊

比較的身体機能が良い場合は屋外へ散歩等で出たあと帰り道が分からなくなってしまうケースがみられます。場所によっては事故にあったり、見つからなく警察沙汰になる可能性も考えられます。

ご家族の時間の都合がつく場合は本人が満足するまで散歩に付き添うという方法もありますが、毎回付き添うことは現実的ではありません。本人の趣味など好きなことを提示して外出をとどまらせる方法もあります。また玄関の鍵を二重にすることで出れなくなりますが拘束することにもつながり自由の妨げになるため慎重な検討が必要になります。

事前に予測がつく場合は近隣の方や警察に伝えておくと、気づいて教えてくれる等対処が可能になります。また服に名札や住所、電話番号等を貼っておくことで、知らせてくれる可能性がありますが、プライバシーな内容になるため実施にはご家族と相談が必要になります。

最後に

今回は認知症の方が家族を含めご自宅でできる限り快適に生活ができるような工夫や環境設定をまとめてみました。場合によっては事故などを防ぐために、行動を制限することも必要ですが、認知症の方であっても個人の意思や考え方を尊重することが大切で忘れてはならないことです。そのため必ず家族を含めて十分に検討して決める必要があると感じています。

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最後になりますがいくら家族であっても介護をする方が疲れてしまって共倒れしては意味がありません。もし家で介護することが難しいと感じた場合は施設を検討しましょう。

最後まで読んでいただき、誠にありがございました。

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