今回はイタリアの都市、ボローニャとヴェローナの旅行記を紹介します。
ボローニャ
基本情報
ボローニャはイタリア共和国のエミリア・ロマーニャ州、ボローニャ県の県都になります。
人口は38万8千人程で、位置的にはエミリア・ロマーニャ州の中心部にあります。
ボローニャは、日本人にもなじみ深いミートスパゲッティの故郷であり、
有名な音楽家や図書館巡りと訪れる人々を引き込む魅力的な街です。


アクセス
ローマからは、イタリア国鉄(Ferrovia dello Stato Trenitalia)の高速鉄道(Treno alta velocità)を使うと2時間30分程で到着します。
飛行機ではローマフィウミチーノからボローニャ(G.Marconi)まで一時間ほどになります。
ボローニャはイタリア国内でも鉄道や自動車道のハブ的な街で、利便性が大変良い所です。
ボローニャの良さ
ボローニャには沢山の図書館があり識字率も大変高く、多くの住人が図書館を利用しています。
その上、音楽の街でもあり、多くの有名人を輩出しています。
ボローニャの図書館は、誰でも入れるの?
有名な図書館ボローニャ市立図書館(Biblioteca Salaborsa di Bologna)を訪れましたが、沢山の観光客もいました。
直接本に触れることができ、楽しむことができますし、なんと地下には遺跡も残っていて、昔の人々の生活を窺い知ることも出来ます!
勿論、その遺跡も無料で見学できます。是非、訪れて頂きたい図書館です。


ボローニャ出身の有名人が多い
ボローニャは、有名な歌手を多く輩出しています。
一人目は、ジャンニ・モランディ(Gianni Morandi)さんです。
素敵な歌を沢山歌っていらっしゃって、映画にも沢山出演されています。
日本でもコンサートをされたことがありますので、ご存じの方もいらっしゃるかも知れません。
二人目は、ルーチョ・ダッラ(Lucio Dalla)さんです。
この方はすでにお亡くなりになっていますが、作詞・作曲する際によく行っていた公園には、彼が座っていたベンチがあり、 今は銅像が座っています。
よく見るとサインも入っています。
ボローニャで是非、彼らの音楽に触れてみて下さい。


まるでベネチア?の川
ベネチアと言えば、水路がロマンチックですが、ボローニャにもよく似たところがあります。
それは、ビエッラの小窓(Finestrella di Via Piella)です。
ベネチアは現在も水路を使用し物流を行っていますが、ボローニャでは昔、この水路を使用して物流を行っていたそうです。
壁を切り抜いた窓から覗く水路は、観る者を不思議な感覚にさせます。
一度は是非、観て頂きたい観光スポットです。

ヴェローナ
基本情報
ヴェローナはボローニャと名前は似ていますが異なる都市です。
ボローニャとヴェローナは電車で約1時間半で移動出来ます。
イタリア共和国ヴェネト州ヴェローナ県の県都。
州の中では西側になり、人口は25万5700人程が住んでいます。
ガルダ湖からも近く、美しい街並みです。
ヴェローナには、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台になったバルコニーがあることで有名です。
それ以外にも見どころが沢山あり、今回はアリーナや塔、郷土料理についてもご紹介します。
アクセス
ローマテルミニ駅(Stazione Termini)からイタリア国鉄(Ferrovia dello Stato Trenitalia)の電車一本でヴェロー・ポルタ・ヌォーバ(Verona Porta Nuova)まで行くことができます。
高速電車(Treno alta Velocità)を使用すると3時間30分ほどです。
ミラノ中央駅(Milano Centrale)からは、高速鉄道で1時間20分ほどです。
飛行機の直行便はないため、イタリアに入国後、電車での移動をおすすめします。
ヴェローナの良さ
ロミオとジュリエットのバルコニー
映画【ロミオとジュリエット】でロミオが見上げていたバルコニー。
ロミオとジュリエットの悲しい物語でロミオが見上げていたバルコニーです。
実は20世紀初頭に川の氾濫を防ぐため、いくつか家を解体しその中からこのバルコニーは見つけられ、「ロミオとジュリエット」ファンの希望で復元されたとか。
そして今この建物はジュリエットの家として博物館になっています。
行かれた際はまず外からバルコニーを眺め、ロミオの気分を味わった後には、家の中に入って頂き 中世の生活用具などを見学していただければと思います。
ヴェローナの人々の思いとシェークスピア作品への愛が、今もこのバルコニーを守り続けています。
外観を見るだけなら無料ですが、バルコニーは有料になるようです。

円形闘技場
ローマにもコロッセオという円形闘技場がありますが、実はヴェローナにもアレーナ・ディ・ヴェローナという円形闘技場があります。
夕方に行ったのですが、とても綺麗な夕日とアリーナのコントラストが素敵でした。
夏には野外のオペラ劇場になります。

ランベルティ塔
1172年に建設された3つの鐘があるランベルティ塔。
ヴェローナの街の中で一番高い建物です。


中の階段は螺旋階段。
レンガと凝石灰で作られていましたが、塔の崩壊が何度か起こる度修復して現在の形になっています。 今はある程度の場所までエレベーターで上がることができるので、息をあまり切らさず最上階まで行けます。
そしてこの場所からヴェローナの街を一望できます。
私が行ったのは冬ですが、雪山の景色がとても綺麗でした。

郷土料理、アマローネのリゾット
私達、日本人にとってお米料理はとても親しみが沸きますよね。
しかしこのお米料理は驚きの連続でした。
お米をアマローネという赤ワインで煮込んで作るリゾット。
見た目のインパクトがあり過ぎて、レストランの方も「好き嫌いが分かれるんだよね」と言う程。
味も香りもワインのアルコールが残っていて私は好みの味でした。
もう一度食したくなる少し不思議な美味しさです。

最後に
今回はイタリアのボローニャ、ヴェローナについての旅行記を紹介しました。
町並みも綺麗でとてもおすすめの街ですのでぜひ足を運んでみてください(*^^*)
イタリア以外にも魅力的な国の旅行記を見たい方はこちらをどうぞ(^^)

国立大学の理学療法学科を卒業後、回復期病院や老人保健施設で勤務。福祉住環境コーディネーター2級。ファイナンシャルプランナー3級。趣味は読書。子育てしながら有益な情報を投稿出来るよう日々努力しています。
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